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2018年11月 5日

「本当に良い就職をしている大学ランキング」が本当に示すこと

2018年10月23日、「働きがい研究所」(就職・転職者向け企業情報を提供するサイト「Vorkers」のグループ)が「本当に良い就職をしている大学ランキング」を発表した。

在籍1年以上の社員が自分の会社について8項目で5段階評価したもので、1万1747人のアンケートである。1校当たり50以上のn数があるものを平均値でランキングしている。

1位 北海道大学 3.1866
2位 東京大学 3.1671 
3位 広島大学 3.1665
4位 一橋大学 3.1585
5位 上智大学 3.1562
6位 東北大学 3.1476
7位 同志社大学 3.1356
8位 京都大学 3.1228
9位 神戸大学 3.1141
10位 中央大学 3.1079

と以下30位まで続く。ちなみに、慶応11位、名古屋16位、早稲田17位、立命館24位だ。

これを見て思ったのは、個別のランキングの解釈ではなく、この数字の意味はなに?だった。

Excelでチョチョイと計算してみた。そしたら、100人中1人が意見を1段階変えるだけで、この「平均値」は0.01変わることがわかる。(そんなことしなくてもわかるけど、あとで気がついた)
だからn数から推測するに、この例えば上位10校間の有意差はない、が正しい。

なので本当に驚くべきことは
「卒業大学による就職幸せ度にはほとんど差がない!」
ということなのであろう。

φ(゚Д゚ )フムフム...

2015年10月 5日

10月5日は教師の日。お礼のお手紙を書いてみよう~

10月5日は教師の日!
子どももダイジ、親もダイジ。こどもの日も、母の日も、父の日も。
おっと、教師の日がなかったぞ!
教師が仕事に誇りと自信を持てるように!!ということで、今年から始まった活動です。

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子どもや親が、教師にお礼のお手紙を書く日になったらいいなあ。

そういえば4年前、次女が高校卒業のときにやったのが、担任の先生への「1ヶ月連続ハガキ投函作戦」
実は先生(てっしー)へのお礼の寄せ書きをつくることが出来ずにとった苦肉の策らしいのですが、「1人一枚ハガキを書け」として、それを次女が3月末から1ヶ月間、毎日1通、投函したという次第。

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先生からしたら、卒業した教え子たちからのメッセージが、毎日毎日、家に届くという......。これは痺れます。

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なぜ10月5日なのか?
それはこちらをどうぞ~。

2013年12月27日

TV視聴時間と成績との相関関係について:その本当の答え

昨日、12/26の日経朝刊記事です。

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平日のTV・ビデオ・DVD視聴時間と全国学力テスト成績に、面白い傾向が出ました。

1. 成績が最も良いのはTVは見るけど1時間未満の子
2. TV視聴時間が延びる程、成績は下がる
3. TVをまったく見ない子の成績は振るわず、TV3~4時間視聴の子、程度

さて、ここから何が読み取れるのでしょうか?

2.はまあ、当たり前の気がします。
でも、1.3.はちょっと意外な気もします。

文科省担当者は「TVも節度を守ってみれば知識の習得に役立つ」との見立てです。
ネット依存専門家は「子どもたちが無目的にだらだらとネットを続けることのないよう、家庭や学校で時間を制限する指導が必要だ」と話されたとか。
ネット利用時間と成績との相関に関する 東京新聞記事

あなたは、どう思いますか?
ネット依存専門家の答えでは、視聴ゼロの子の成績が低い理由になりません。
文科省担当者の答えでは、1時間未満が最も成績が高い理由がわかりません。

新聞を読んで「フシギだねえ」とつぶやいた私に、高1三女があっさり言い放ちました。

「意志が強いからだよ」

う~っむ。確かに。
TVを見るけれど、1日平均で1時間未満に抑えられるということは、本人の意志力の賜です。
意志の強い子どもは勉強にも打ち込める。
しかし、視聴ゼロの子は?
憶測ですが、視聴ゼロはきっと本人の意志ではないのでしょう。親の強制です。それに素直に従う子どもの学力は...。もちろん逆かもしれません。成績が悪いのでTVを禁止している、のかも。

ともかく、私には文科省担当者やネット依存専門家のコメントより、100倍納得性の高い説明でした。さすが、当事者(笑)

注:全国学力テストの対象は小6と中3。科目は国語と算数・数学。

2013年11月23日

日経ビジネスの常識 その1 :就活に黒スーツは社会・企業のルール

2013.8.23号の「女性昇進バブル ~わが社の救世主か 疫病神か」で、世のほとんどの女性(と相当数の男性)を敵に回した日経ビジネスであったが、2013.10.28号でも面白いコトを言っている。

日経ビジネス曰く「企業の採用担当者は、学生が黒のリクルートスーツを着ているかどうかで、社会人としてのマナー、ルールを遵守(原文では順守)できるかどうかを見ている」のだそうだ。

p78~81は「連載 企業と学生のシューカツ革命 4」、取材班2名の連名記事である。

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記事本文は、日本企業が海外の学生や、日本に留学する外国人学生を採用するようになってきたことに焦点を当て、その成功のためには人事制度改革にまで踏み込まなくてはならない、とするもの。

それほど斬新でも深くもないが、一部をのぞけばおかしなコトも書いてはいない。

でも、欄外のQ&Aコーナーに凄いことが書いてあった。
「大学生読者のギモンに取材班が答える」ということで、「Q リクルートスーツの色は黒で無くてはダメですか?」との問いが立てられている。
へ~、黒なんだ、と思いつつアンサー欄を見てみるとまずは、はるやま商事のコメント。

・2006年頃までグレーやネイビーも売れていましたが、ここ1~2年はほとんど黒しか売れていない

と紹介している。ここまでは、事実であるから別にいい。しかし、ここから、編集班(上記お二人)の文が続く。

・男性は黒無地・2つボタンのスーツに模様のない真っ白なシャツが基本で、ネクタイはえんじ色、紺色が主流
・女性も黒のスーツです。基本はスカートです。スカートの方がフレッシュな印象を与えます。ストッキングは肌色が基本です

まあ、記事本文中の写真に写る学生たち(某社内定式)のネクタイ4本のうち、ひとつも「えんじ色や紺色がない」のはご愛敬としよう。
でも、ここからが酷い。まず取材班は、はるやま商事コメントを借りてこういう。

・スーツやシャツの色で個性を出したりするのは「外資系、アパレル、マスコミといった業界を除き避けた方がいいでしょう」(はるやま商事)

まず、なんで、はるやま商事にそんな判断が出来るのか、まったくわからない。学生の追跡調査でもしているのか?もしくは、業種別の人事部にアンケートでもとったのか?

で、ここからが編集班の純粋コメント。

・採用担当者は就職活動の服装をきちんと守るかどうかで、社会人としてのマナー、ルールを遵守できるかどうかを見ています

一体どこの企業が「就職活動中の服装は黒のスーツ」というルールを示しているのだろうか。私は寡聞にて知らないが、取材班によればそれが「守るべき社会人としてのマナー、ルール」なのだという。しかも、2006年まではグレーやネイビーも売れてたんでしょ? それが数年で「黒がマナー」ってなんなの?ネイビーを着ていったら、企業の採用担当者が「こいつはルールを守れないヤツだ。落とそう」って思うの? 本当に?? 昔はみんな紺ばっかりだったじゃない!

取材班が言っていることは要は「お前らは空気を読んでそれに従え」「私たちはマスコミだから関係なかったけどね」ということだ。
記事本文は「日本企業は外国人に頼らなくてはならないほど追い詰められている」「先進企業は人事制度改革まで踏み込んでいる」というトーンなのに、欄外では「日本人らしく空気を読め」「出る杭は打たれるよ」との本音が全開である。

これを矛盾と思わないのか? この部分だけ誰かに外注したのか? 誰も内容をチェックしていないのか?

最近、本当に「日経ビジネスって大丈夫なのか」と思ってしまうのであった。

ヒトと違うことの気持ち悪さに耐えられるヤツじゃないと、いい発想なんて出るわけがない。
ヒトと違うことの怖さに耐えられるヤツじゃないと、自ら意思決定なんて出来るはずがない。
なのに、ヒトと同じであれと、大人がしたり顔でアドバイスしてどうする!

でもきっと、はるやま商事の言う「最近は黒しか売れない」は事実なのだろう。
せめてそれが「紺と違って、あとから礼服としても使える」という学生たちの合理的判断によるものでありますように。

2012年1月 8日

「挨拶ができない若者」考

なんだか、新書の本の題名みたいである。
今頃の若者ってヤツは、みたいでやな感じである。

でも最近、こんな話に3つも出会った。

その1
プレミアムウォーターの萩尾陽平さんから。彼は若き起業家。
・留学資金を稼ぐためにアルバイトとして販促営業に従事
・3ヵ月後に販促支援で起業
・全国に組織を拡大し、従業員数はグループ全体で930名に

この販促での起業で勝機を見いだしたのは「挨拶」だったと。
「人として当たり前のことは当たり前にやる(挨拶、振る舞い、言葉遣い)」

販促支援の業界ではそれができない人たちばっかりだったから、それさえちゃんとやればなんとかなる!と見切って、成功した。

その2
昨日のKIT虎ノ門大学院での「戦略思考演習」最終日、大逆転戦略の発表会での議論中でたこと。
システムエンジニアの人材派遣業界での「標準化」というテーマだったが、でもそれは実際にはなかなか難しい。

そのときクラスの一人が言った。
「SEの派遣を頼むときには『ちゃんと挨拶できる人を』ってだけ頼む」と。
細かなスキルがどうとかでなく、ちゃんとした人、が欲しいのだ。

一緒に働こうと思えなければ、派遣してもらっても意味がない。

その3
須藤元気さんの『WORLD ORDER』を見た!CDも買った。

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改めて思った。「挨拶」は強みになり得る。
それくらい「挨拶」できない若者が増えている、人間関係の第一歩を築けない人が増えているのだ、と。(ここは要検証)


わが家で20年以上続くイベントがある。「お花見パーティ」(と花火パーティ)である。
3月末に2日間、1200~2400でいつ来ていつ帰ってもいいホームパーティだ。
2日間の来場者は老若男女合わせて200名前後(笑)

娘たちにはお手伝いと社交の場だ

長女に聞いたら、こんなことを言っていた。
「小さいときは『挨拶タイム』がすごくイヤだった。名前と学年くらいだけどさ」
「長女だから一番に言えって言われるし」

「でも今はまったく平気。いつから平気になったかは覚えてないけど、中学生過ぎてからかな」
「今、知らない大人と話すのが苦手じゃないのは、お花見パーティのお陰かな」


今のところ、「挨拶できる若者を育てる」ためのキーワードは3つ。
・中学生の壁
・携帯電話の壁
・ホームパーティ

これについては、もっと考察と調査を進めたい。

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