2012年1月 8日

「挨拶ができない若者」考

なんだか、新書の本の題名みたいである。
今頃の若者ってヤツは、みたいでやな感じである。

でも最近、こんな話に3つも出会った。

その1
プレミアムウォーターの萩尾陽平さんから。彼は若き起業家。
・留学資金を稼ぐためにアルバイトとして販促営業に従事
・3ヵ月後に販促支援で起業
・全国に組織を拡大し、従業員数はグループ全体で930名に

この販促での起業で勝機を見いだしたのは「挨拶」だったと。
「人として当たり前のことは当たり前にやる(挨拶、振る舞い、言葉遣い)」

販促支援の業界ではそれができない人たちばっかりだったから、それさえちゃんとやればなんとかなる!と見切って、成功した。

その2
昨日のKIT虎ノ門大学院での「戦略思考演習」最終日、大逆転戦略の発表会での議論中でたこと。
システムエンジニアの人材派遣業界での「標準化」というテーマだったが、でもそれは実際にはなかなか難しい。

そのときクラスの一人が言った。
「SEの派遣を頼むときには『ちゃんと挨拶できる人を』ってだけ頼む」と。
細かなスキルがどうとかでなく、ちゃんとした人、が欲しいのだ。

一緒に働こうと思えなければ、派遣してもらっても意味がない。

その3
須藤元気さんの『WORLD ORDER』を見た!CDも買った。

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改めて思った。「挨拶」は強みになり得る。
それくらい「挨拶」できない若者が増えている、人間関係の第一歩を築けない人が増えているのだ、と。(ここは要検証)


わが家で20年以上続くイベントがある。「お花見パーティ」(と花火パーティ)である。
3月末に2日間、1200~2400でいつ来ていつ帰ってもいいホームパーティだ。
2日間の来場者は老若男女合わせて200名前後(笑)

娘たちにはお手伝いと社交の場だ

長女に聞いたら、こんなことを言っていた。
「小さいときは『挨拶タイム』がすごくイヤだった。名前と学年くらいだけどさ」
「長女だから一番に言えって言われるし」

「でも今はまったく平気。いつから平気になったかは覚えてないけど、中学生過ぎてからかな」
「今、知らない大人と話すのが苦手じゃないのは、お花見パーティのお陰かな」


今のところ、「挨拶できる若者を育てる」ためのキーワードは3つ。
・中学生の壁
・携帯電話の壁
・ホームパーティ

これについては、もっと考察と調査を進めたい。

2011年12月 2日

大学生 of the year 2011@時事通信ホール 11/30

こんなイベントがありまして、審査員として出てました。

午後一杯かかるということで、とぼとぼ銀座の時事通信ホールまで。
まあ、案の定、行ってみると素晴らしい出会いが一杯でした。
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まずは審査員たち。

エンジェル投資家の平さん、セグウェイの大塚さん、難民を助ける会の堀江さん、慶応名誉教授の斎藤さん、オスカープロモーションの鈴木さん・・・そして、プレミアムウォーターの萩尾さん。
なんとも個性的で、面白い人たち。

仕掛けたのはアイグローの児玉さん。(彼はKIT虎ノ門大学院の客員教授でもある)
日本の大学生はうつむいてなんかいないぞ!元気だぞ!を示すために、すごい大学生を一杯集めようと企画した。
そしたらこんなに集まった(笑)


特に、ノンプロフィット部門はすごい。やっぱり、学生のやる気を引き出すテーマだからだね。
でも、ビジネスもノンプロフィットも本当は同じ。いかに社会的意義のあることを、仕組みとして立ち上げるのかの勝負だ。

私はビジネス部門の審査員として、そして全体グランプリの賞授与者として参加。
ノミネートされた12人の学生さんたちの4分間スピーチを聴き、そして、審査員たちと議論した。
同時に来場した100人余の学生さんたちも、チームディスカッションで投票を。

最終的に、グランプリはノンプロフィット部門の川口さん
彼女は「大阪のホームレスのおっちゃんたちを救う」をテーマに放置自転車再生事業を立ち上げた
14歳から取り組み、19歳で遂に実現。まずは3名のおっちゃんを雇用した。そして数年で100名以上を!すごいなあ。本当に、素晴らしい。
社会の一隅を照らす、と彼女は表現していた。

そして私がグランプリ表彰のステージで、参加者みなに語ったこと。
「みなは素晴らしい。もっとarrogant傲慢になっていい」
「『イマドキの若い者は』なんてソクラテスの時代から言われていること。まったく気にしなくていい」「でも幸か不幸か解くべき問題は、難しくなってきている」「だから相当がんばんないとダメなんだ」

「頑張るときに気をつけることを2つ」

「1つは『絞る』こと。拡げすぎたり、遡りすぎたりしちゃ、いけない」「Steve Jobsだってそうだよ。彼は極端に絞り込んだから、成功した」

「もう1つは、さっき言ったことと二律背反なんだけれど『ヒトに上下はない』ってこと」「きみたちはarrogantにならなきゃいけない、でも、ヒトに上下があると思い込んだ瞬間、失敗するよ」

「みんなを、応援している」

本当は、もう1つ付け加えたかった。
「推薦図書は『マスターキートン』。みんな、良い目を持とう。それがMaster of lifeへの道だ!」って(笑)


終わった後、何人かの学生さんと話した。
そしたらいつのまにか「プレゼンへのダメ出しお願いします!!」ということに。やっぱりみんな、M系なのね(笑)なのでしっかりfeedbackしておきました。


あー、楽しかった。

2011年5月20日

カタリバの今村久美さんから聞いたダイジな話

NPO法人カタリバの代表である、今村久美さんがKIT虎ノ門大学院に見えた。

NPOで働くみなさん(リーダーでなくスタッフたち)向けに、KIT虎ノ門として何かできないだろうかと思っており、そのご相談である。
来年度に向け、是非、実現したいと思っている。

その席上、今彼女が取り組んでいる、東日本大震災 復興活動についていろいろ伺った。

ハタチ基金』をご存じだろうか。 (Twitterはこちら

震災に遭った子どもたちの、自立に向けた支援を、これから20年にわたって行おうという時限付きの基金である。
4月早々に立ち上がり、個人と組織(日本財団等)から寄付を得て、すでにスタートしている。
その代表幹事と事務局長を、彼女は務めている。カタリバの通常業務はすべて、横に置いての大仕事だ。

取り組むことに決めたのは、
・子どもたちの学校『外』学習環境の復興
である。

被災地でも学校はようやく始まったが、家庭や塾での学習環境は大きく損なわれ、子どもたちの学習意欲も落ちているという。それどころではない、のも事実だろう。

特に学習塾は全滅した地域すらある。まずはこれをどうにかしたい。
最初は「東京から訓練した学生を数百人送り込もうか」「それならカタリバの得意技」と思ったが、それでは復興にならない、と気がつく。

われわれがやらなくてはいけないのは、地元産業や活動の再生であって、代替ではない。

・支援物資による食事の配給が、地元の食堂の売上を激減させている
・ボランティアに依存してそれなしでは成り立たない生活になっている

これではダメだ。やるべきは、地元の食堂に支援をして、そこで無料なり格安の食事ができるような仕組みにすることだ。それでこそ、職も守られる。

だから、地元学習塾の再生を支援する仕組みを、今村さんたちは作ろうとしている。
それも、ただ昔ながらのそろばん塾を再生させるのでなく、新しいコンテンツとアプローチ付きで。

そして被災地を、次世代教育の実践の場とするのだ。


今村久美さんから聞いた、これからの復興に向けてのダイジな話。それは、
・代替でなく、再生や新生の支援をする
・依存関係にならず自立への取り組みとする
ことの大切さだ。

そして何より感心するのは、行政を待たず、どんどん行動するその力強さ。

応援してます!!

2011年3月10日

44歳の私からの、挑戦状

今日は午後いっぱい、KIT虎ノ門で働いていた。

2時間くらいのつもりが、結局4時間ほど。
いったん帰るつもりがそのまま、数分先のホテルオークラでの会食へ。

キャリアインキュベーションのお二方と、出版祝いということでの楽しいお食事会だった。

そうしたら最後に、3年前に書いた、「3年後の自分へのメッセージカード」を渡された。
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そうだった、確かに書いた覚えがある。

読んでみて、内容も少し、思い出した。


なんだか照れくさいが、こんな内容だった。


「47歳の私へ

子どもたちの未来への架け橋に、

自ら風を起こせる存在に、

なれているかな?」


今読むと、自分への挑戦状でもあるね。
結果として今がどうかはわからないが、読んで思ったことが一つ。


3年間、同じ気持ちでやってこられた。


それはちょっと、誇らしく、嬉しかった。

2010年12月22日

Y小学校の図書室に関する私の夢

『三谷文庫』なるいう書棚が、わが母校 Y小学校の図書室には存在する。
これまで寄贈した1000冊ほどが収まっている。
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ジャンルは児童書から写真集までさまざまだが、結構、SFや科学書が充実している。
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もちろん、そんな名前をつけてと言ったわけではないが、寄贈式に行ったらそうなっていてびっくり。

小中学校の図書予算は、地方交付税交付金に入っているが、その使途は地方に任されており、2割程度が医療費など図書費以外に使われている。
それは地方自治の権限だと叫ぶ首長もいるが、情けない話ではある。

図書数が十分な学校は、全体で4割強(小学校)に過ぎないが、都道府県や自体自治体によってバラツキが大きいことにも驚かされる。
小学校で言えば、北海道の16%を筆頭に、青森、富山、鳥取、奈良が20%を切る。
一方、岐阜は85%、山梨74%、沖縄69%である。


これが地方自治というものの結果なのか。

小学校の図書館には規模によらず最低数千冊の本が必要だが、教材として使うことで痛む物もあるし、新作も入れたりで、毎年数百冊は購入が必要である。
20~50万円は毎年かかるのだ。

だから毎年少しずつ、寄付していこうと思っている。


私が人生で本の楽しみを知り溺れた小学時代、お世話になったのは図書室だ。

母校の図書室を、いつか世界最高のものに!
私の密かな野望である。
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