2011年01月25日

1/25 日韓対決。続けることの価値を細貝と本田圭佑に見た!

本田圭佑はやはりすごかった。すばらしいパス、センスとスピード。 

1-1で迎えた延長前半7分、彼のスルーパスに反応した岡崎が韓国ディフェンスのファールを誘い、PKを得た。 
もちろんキッカーは、本田。 

しかし彼の真ん中目を狙ったシュートはミスとなり、(向かって)左に飛んだキーパーの足に当たる。 
ボールが跳ね返って転がるけれど、本田のフォローは間に合わない。 

そのとき、もの凄いスピードで現れ、左脚一閃、ゴールを決めたのが細貝。 
香川に代わって87分に投入された途中出場の彼は、長い助走をつけて、本田がシュートを放つとともに、ペナルティエリア内に突入していたのだ。 


でもそれは偶然でもセンスでも思いつきでもなかった。 
PK戦を制したあとのインタビューで、彼は言った。 

「個人的にもこぼれ球はしっかり狙っていた」 
「昔からPKのときには必ず狙うようにしている」 

と。その何年にもわたる積み重ねがあったから、あの絶妙の突入ができたのだろう。 
そしてその何百回の繰り返しの果てに、代表戦のPKで自分の前に玉が来るという機会を得たのだろう。 


「(アップのために)一度もイスに座ることなく、ずっと動き続けていた」 
「スタメンで出ることがないとなれば、途中から出るしかないので、与えられた時間で与えられた役割をしっかり果たそうと思っていた」 

人事を尽くすものにのみ、天命は訪れる。 


本田は延長戦後の、PK戦で先鋒をつとめ、渾身のシュートでチームに勢いをつけた。 
この意地と気合いもまた、本田圭佑を本田たらしめてきた、「継続」であろう。 

これでこそプロ。これでこそ日本代表。 

あー、楽しかった。次も、応援しようっと。