月: 2013年8月
2013年08月30日
2013年08月16日
2013年08月13日
2013年08月05日
2013年08月03日
月: 2013年8月
2013年08月30日
小学1年生。この稀少で偉大なる可能性たち
先日、小学低学年向け授業と、高学年向け授業を1日の午前午後で行いました。
一般論で言えば、やりやすいのは高学年。低学年は、コントロールが簡単ではありません。下手をすると「おしゃべりしない~」「ちゃんと聴いて!」と叫び続けることになります。
でも、今回は違った側面が強く見えました。
・行動も考えも発言も自由奔放で発想向きの低学年
・抑制が効きすぎて動けず発想が硬い高学年
です。
今回も低学年は7割が1年生で、その子たちはぜんぶ女の子でした。
授業がはじまる前から、女の子たちは大騒ぎ。その前日に初めて出会った子たちがほとんどだというのに、もう完全に「お友だち」です。「○○ちゃん、今日も席いっしょだね~」
すぐに私のところにも何人かが寄ってきます。隠してある小道具たちを見つけては「これな~に?」「きょうは何するの~?」「早くはじめようよ~」
道具を触っちゃダメと言うと、もちろん触りたがります。触っては私に追いかけられて、きゃあきゃあ言いながら逃げていき、また触りに来ます。
ひとり、お仕置きにこちょこちょすると、別の子が寄ってきて「私にもこちょこちょして~」
その子をこちょこちょしていると、次の子が来て…。
いきなり体力勝負です。
発想力授業は120分もある長~いものでしたが、ほとんどの子どもたちが集中を切らさず、取り組みました。
そして何より、どんどん考え、チャレンジする姿勢が素晴らしい。
プロジェクタースクリーン上の丸太の長さを「ハカる」ときも、そうでした。
どうやったら、2つの丸太の長さを比べられる?どっちが大きいか、どうしたらわかる?
の問いに、すぐ声が上がります。「じょうぎではかる!」
じゃあ、やってみよう!と振ると、得意満面、定規を持って前に出てきます。
背が低すぎて、上の丸太にはまったく手が届かないというのに…。
困っていたので私が持ち上げて、助けてあげました。
残念ながら、定規が小さすぎてダメでした。うまく測れません。
定規じゃ測れないね、どうしようか?と問うとまた1年生が叫びます。
「もっと大きいものでハカる!」
大きいものは、何があるかな?
「ボクのふでばこ大きいよ!」
「この紙ではかろう」
「2枚くっつけたら大きくなる!」
どんどん、アイデアが出てきます。
一つ一つ試していって、ついに2つの丸太の長さを測定することに成功しました。
大盛り上がりの10分間でした。
午後、同じものを、4年生主体の高学年向けにやりました。
どうやったら、2本の丸太、どっちが長いかわかるかな?
しーーーん、としています。
しばらくすると「ハカればいいけど、定規が小さすぎるからできない」と。
そんなのやってみなきゃわかんないよ~。
じゃあ定規以外で測ってみよう、と水を向けるとまたもや、しーーん。
「なに使えばいいかわからないよ」
そんなのいろいろ試してみれば良いじゃない~。
いわゆる頭の良い、科学への関心度の高い高学年チームでしたが、「座って悩まず動いて考える」力は1年生に完敗でした。
その中でも、一番動けていたのはたったひとり女の子だったでしょうか。
いっぱい手を動かして、足を動かして、話して、頭を使っていました。
発想力の最大の敵は、知識です。
「知ってる」と思ってしまう心です。
なんでも「当たり前」と思う「あと知恵」バイアスが、ヒトを発見や探究から遠ざけます。
この1年生(女子)たちが、このまますくすく育ちますように。
その動く力・話す力を失わず、心を大きく育てていけますように。
がんばれよ~~~。
高学年の子どもたちも授業の後半、結構良くなってきました。
少しずつ、動けるようになっていったのです。っぱり練習次第なのです。
最後のアンケートに6年生の男の子がこう書きました。
・自分の身の回りにこんなにふしぎがあるんだと思いました。それなら、まだ誰も見つけたことのないふしぎを見つけようと思いました。
期待してるよ!!!
その他、参加者のアンケートから
・ほんとうは私は、べんきょうがむずかしいとおもっていましたが、べんきょうになったと思います。またよろしくおねがいします。(小1女子)
・「くうきってどのくらいおもいんだろう?」とおもっていたけど、たいけいんしてみてすごくたのしかったです。(小1女子)
・体で感じたり、比べたり、はかったり、いろいろなことを学んだ!(小4女子)
2013年08月16日
屋上プール 2013
夏といえばプールです。でも出不精な私は、近所の公立プールにも行っていません。
これじゃいかん。
かつ、あまりに暑いので、家庭用プールを買ってみました。
屋上に納まるギリギリのサイズに挑戦しました。外形3m×1.8mです。
空気入れ機も買いました。
水を入れたら、ずいぶん丸く膨らんでしまい、手前のウッドデッキに食い込みます。
失敗。
1.5トンのプールが動くわけもなく、1回水を抜く羽目に…。水のムダをしました m(__)m
ちょっと移動して、これが完成状態です。三女が入ってますね。服のまま(笑)
実は私が中で、投げ倒したのですが、ま、楽しいようです。
これだけの大きさがあると、ちょっとした水泳のまねごとも出来ます。
端を蹴って、逆の端までスーッと潜水。
端を蹴って、逆の端までスーッと潜水。
これをゴーグル付けて日中やると、水底の光の揺らぎがものスゴくきれいです。
日焼けは、しますけどね。
夕方や夜だと光はなくなりますが、替わりにゆっくり入れます。
夜にはもちろん「風呂水ワンダー」を8錠投入。これで数日は大丈夫なようです。
明日は多摩川花火大会で、お客さんが来ます。水着もどうぞと声をかけましたが、さてさて(笑)
子どもたちの歓声が、屋上に響くでしょうか。
2013年08月13日
空に願いを~光芒
星に願いを、とおもいましたが東京はあいにくの雨で、ペルセウス座流星群は楽しめませんでした。
悔しいので、空の写真を何枚か。
光芒(こうぼう)、です。
KIT虎ノ門大学院の研究室からの空。
エバンゲリオン13号機が降臨してきそうです。
こちらは福井の空。
広くて、空に奥行きがあります。
そして再び、KIT虎ノ門。
ビルの向こうから、夕陽の光芒が射しています。
光芒とは、筋のような光の輝き。一筋だって構いません。
芒(のぎ)は稲の籾の切っ先。
芒(すすき)とも読むので、光芒とは、「光の穂」なのかもしれません。
流れる星たちの一瞬の光芒、福井ではきれいにいっぱい見えたそうです。
2013年08月05日
京浜東北線の残念な若者
ある春の朝。京浜東北線で。
大井町から、東京駅に向けた6駅15分のお話しです。
残念な若者、その一。
若いサラリーマンが座っていました。
熟睡、しています。乗り過ごさないか心配です。
彼のポケットでは途中でピーピー、スマホがアラーム音を発しはじめました。
エライ。彼はちゃんと乗り過ごさないように、手を打っていたわけです。
どんどん音は大きくなり、車内のみなが彼に注目しています。
でも、彼は熟睡を続け、1分後、アラーム音は止まりました。
もう2駅進んだところでまた、アラーム音がなり始めました。おお、こっちが本命か!
でも、彼は熟睡を続けます。アラームもじきに止まってしまいました。
さらに2駅進んだところで、私の降りる駅(東京)に着いてしまいました。
誰も起こさないというのも可哀想だと思い、私は降り際に、彼に声をかけ、頭を3回、( ´_ゝ`)σ)Д`)ツンツン してあげました。
でも、反応はありません。
「大物だ」。私はホームに降り立ちました。
彼の行く先と、行く末が楽しみだなあ、と思いながら。
夕方、こんどは東急の田園都市線で。
残念な若者、その二、です。
斜め前に座っている若い女性。
オメメぱっちり、鼻の下は顎まで大きなマスクで覆っているいでたちです。
なにげなく見ていたら突然、マスクの下部を少しめくって、飴をパクリ。
真っ白なマスクの下からいきなり、赤い開いた口が出現したので、かなり不気味でありました。
本人は気づいていないだろうけれど。
そしてその女性、今は熟睡中。
やはり彼女の行く先と、行く末がちと不安であったのでした。
このことを話したら、家人も「自分もやるかもしれない」と。
みなさん、気をつけましょう。
2013年08月03日
9分間の進路会議
09:21 電車の中
09:23 私の後に乗り込んできた親子4人が、突如、大声で娘の進路会議開始
09:24 と、いうかお母さんと娘が、学校での進路相談結果を、お父さんに説明、の図。娘は多分、高校3年生
09:24 なんで電車の中? お父さんは、ついでかー
09:25 問題は「しょっかん」か、「しょくせん」からしい。
09:26 両方、内部進学でいけるらしいが、「しょっかんはまじ授業や演習や試験が大変」と、担任に止められたらしい
09:27 で、「外部進学は?」と投げかけられて、娘は悩んでいるのであった
09:28 お父さん、特に意見は無い感じ
09:29 「しょっかん」は管理栄養、「しょくせん」は食物学専攻、かな
09:30 娘が意見を言おうとしても、すかさず自説をかぶせるお母さん
09:31 人脈がどうの、就職先がどうの。科目がどうの、入試がどうの。大学のブランドがどうの…。ヽ(`Д´)ノウルサイゾ! 娘の意見を聞かせろ!……いや、他人の家庭のことでした
09:32 あ、降りてった。ちなみに弟はずっと視線をそらせて、他人のふり作戦。
ガンバレ娘。自分の意見を持って、両親を説得するのだ。
お母さんと一緒に考える、じゃ、ダメよ。
あなたの人生。あなたの意思決定力の訓練の貴重な機会なのだから。
この物語はフィクションです。